ねこ駅長や話題のグルメも!「ゆったり会津 東武フリーパス」で巡る会津の魅力を満喫する旅
会津の鉄道旅で楽しむ歴史とグルメ
話題のねこ駅長や地元に親しまれ続ける老舗のグルメ、歴史と文化に触れられる人気観光スポットなど、会津には旅の魅力が満載。そんな会津エリアには「特急リバティ会津」に乗って、浅草駅や北千住駅から乗換不要で気軽にアクセスできます。さらに、そんな行程をお得に満喫できる、「ゆったり会津 東武フリーパス」を使った1泊2日で巡るモデルコースをご紹介します。
「ゆったり会津 東武フリーパス」とは?
鬼怒川温泉エリアから会津エリアまで、4日間の有効期間中、自由に乗り降りできる便利でお得なフリーパスです。発駅~下今市駅間の往復乗車券と、下今市駅~会津エリアのフリー区間乗車券がセットになっており、区間に応じて価格の異なる3種類のパスがあります。
・浅草駅旅行センター
・東武トップツアーズ、近畿日本ツーリスト各支店
※一部の駅によっては発売していない時間帯がございます。
※特急をご利用の方は特急券を別途お求め下さい。
浅草~鐘ケ淵、押上、小村井~亀戸、増尾~船橋:大人7,390円、子ども3,710円
堀切~越谷、大師前、加須~館林、大宮~大和田、清水公園~新柏:大人7,110円、子ども3,570円
北越谷~花崎、七里~七光台、杉戸高野台:大人6,850円、子ども3,450円
※ゆったり会津 東武フリーパス[会津田島]、ゆったり会津 東武フリーパス[芦ノ牧温泉]の料金は、下記公式HPでご確認ください
都心と北関東・会津エリア間の安心・快適な移動を実現する特急「リバティ」
特急「リバティ」は、2017年より運転を開始した東武鉄道の特急車両。1編成3両固定で、途中駅で列車の併結・分割が行われ、ひとつの特急で異なる目的地へ向かうことができます。また、車内は無料Wi-Fi環境、各座席にはコンセントと背面テーブルを設置しているほか、AEDや車いすスペース、車いす対応トイレも完備。長距離の旅でも目的地まで安心かつ快適に過ごすことができます。

途中下車で癒しと歴史・文化にふれる
特急「リバティ」で「会津田島駅」へ。そこから会津鉄道に乗り換え、「芦ノ牧温泉駅」で途中下車。ねこ駅長に会って地元の名店「牛乳屋食堂」で昼食を終えたら、再び列車に乗って会津若松へ。駅から周遊バスで「会津武家屋敷」を訪れ、会津の歴史と文化にふれます。
ねこ駅長にトロッコ列車、楽しい&かわいいがあふれてる! 「芦ノ牧温泉駅」

会津に来たら真っ先に訪れたいのが、話題のねこ駅長がいる「芦ノ牧温泉駅」。1927年(昭和2)開業の長い歴史を持つ芦ノ牧温泉駅では、「より多くの方に会津鉄道に乗ってもらいたい」との想いから、2008年よりねこ駅長が就任。現在は三代目駅長のさくらが勤務しており、さくら駅長に会いに駅を訪れる人もたくさんいるようです。
また、駅舎の隣には会津鉄道がかつて使用していたトロッコ列車「AT-301」を保存。車内には旧国鉄時代のさまざまな品や、運転シミュレーター、ジオラマがところ狭しと並べられており、子どもも大人も時間を忘れて夢中になれます。ほかにも一息つける駅舎内のカフェや会津鉄道神社などワクワクする要素が満載。旅のスタートにぴったりなテンションが上がるスポットです。
※ねこ駅長(さくら)の出勤日:火、木、土、日
ねこ駅長勤務時間9:00~16:00、駅窓口8:30~17:00
最新情報は下記に記載の公式HPをご確認ください。
※一般の方の、ねこ駅長の写真・動画を含むすべての撮影は禁止となっております。
温かいおもてなしにお腹も心も満たされる「牛乳屋食堂」

芦ノ牧温泉駅を楽しんだ後は、芦ノ牧温泉駅から歩いてすぐにある地元に愛される老舗食堂「牛乳屋食堂」で昼食を。地元野菜をはじめとする国産食材にこだわる店のオススメは、ミルクを練り込んだオリジナルの味噌を使った「ミルクみそラーメン」。もともと限定メニューで出していたところ、たちまち評判となりレギュラーメニューへと昇格したという、お客さまもお墨付きのメニューです。ピリ辛さをミルクの甘みが包み込んだスープは、まろやかな味わいで子どもや年配の方にも人気。
また、同じく人気の会津名物「ソースカツ丼」は、代々継ぎ足しで作る秘伝のソースが染み込んだ厚みのある豚の肩ロースがご飯にベストマッチ! ボリュームだけでなく、その味わいに大満足。
料理だけでなく、店のスタッフの温かいおもてなしで、訪れればお腹だけでなく、心も満たされます。
武士の暮らしを知る! 会津の歴史と文化を肌で感じる「会津武家屋敷」

昼食を終えたら、電車に乗って会津若松エリアへ移動して、会津の歴史と生活文化にふれましょう。「会津若松駅」から少し離れた街中にある「会津武家屋敷」は、1975年(昭和50)に復元された西郷頼母邸の家老屋敷をまわりながら、当時の会津の人々の生活や侍文化を知ることができるミュージアム。敷地面積2,400坪、建築面積280坪の建築物、38部屋ある屋敷には会津藩の歴史的建造物や数々の遺品が展示されており、屋敷内を歩いていると、まるで自分も当時にタイムスリップした感覚に。会津の人々の暮らしをリアルに感じることができます。
また、食事処や売店を併設しており、会津の郷土料理を味わえたり、会津土産を購入できたりと、会津をまるごと楽しめる場所です。訪れると、これからの会津の旅がより思い出深いものになること間違いなしです。
【12~3月】9:00~16:30(最終退館17:00)
受け継がれる伝統と想いを体感する
2日目は、「会津若松駅」からJR磐越西線で「喜多方駅」へ向かい、「坂内食堂」で朝ラー体験。食後は電車で「会津若松駅」へ戻り、話題のスポットを巡り市内観光を楽しむ。帰りはリバティ会津リレー号で「会津田島駅」まで行ったら特急リバティへ乗り継ぎ、「浅草駅」へ。
人気店で朝ラー体験! 「坂内食堂 喜多方本店」

会津まで来たならぜひ喜多方まで足をのばして、朝食にラーメンを食べる(朝ラー)体験を。朝ラーは喜多方市ならではの習慣で、市内には早朝営業のラーメン店も多くあります。なかでも坂内食堂は1958年(昭和33)創業の人気店。地元客だけでなく、遠方からの観光客も多く、ときには入店が数時間待ちになることも。
そんな店の看板メニューは創業以来の味を引き継ぐ「支那そば」。濁りのないスープは、実は豚骨ベース。時間をかけてじっくり煮出すことで透明度の高いスープになるのだそう。さらにチャーシューを煮込んだ醤油をかえしに混ぜ、あっさりとしたなかにもコクがしっかり感じられる。それはまさに、店が創業当時から目指すシンプルで飽きることのない、「毎日食べられる味」。「朝からラーメンはちょっと重いかも……」という予想に反して、ペロリと食べられてしまいます。
会津の酒造りを学び、味わえる老舗酒蔵「末廣酒造 嘉永蔵」

朝ラーを体験したら、会津若松の観光を楽しみましょう。酒造りに適した風土の福島県には複数の酒蔵があり、会津若松市内に来たら酒蔵を訪れるのもおすすめ。創業1850年(嘉永3)の「末廣酒造 嘉永蔵」は、会津の米と水を使った地酒を造り続ける老舗酒蔵。蔵ではお酒や関連商品の販売のほか、ガイド付きの酒蔵見学を行っており、歴史を感じる酒蔵で酒造りの歴史や工程、職人の酒造りに懸ける想いを学び知る貴重な体験ができます。また、蔵にある売店では試飲ができ、飲み比べができるのもうれしいポイント。酒造りを知った後に飲むお酒は、おいしさをより深く味わえます。
そして見学後はぜひ蔵に併設したカフェ「蔵喫茶 杏」へ。大吟醸を使ったスイーツやおいしいコーヒーなど、こちらならではのメニューを楽しめるのも魅力。希少価値のある空間でこだわりのメニューを楽しむ、贅沢な時間を過ごせます。
「蔵喫茶 杏」大吟醸シフォンケーキ:580円
会津の歴史に想いを馳せる絶景スポット「鶴ヶ城」

そして必ず訪れておきたいのが、名だたる名将たちが治めてきた会津のシンボル「鶴ヶ城」。葦名直盛が築いた東黒川館をもとに、1593年(文禄2)に蒲生氏郷が本格的な天守閣を建てたことにはじまるこの城は、戊辰戦争で一部を残し取り壊されましたが、時代を経て再建。現在はさらにリニューアルをし、入場可能な天守閣は体験型博物館に生まれ変わりました。鎧や兜など実物資料の展示や城や会津にまつわる企画展、デジタルアートなどを体験できるほか、天守閣の最上階である展望層からは城下町を一望できます。鶴ヶ城の歴史や会津の文化を知った後に見る景色は、感慨もひとしお。
また、鶴ヶ城城址公園内には、城の歴史を感じる見所&写真映えするスポットがたくさんあるので、時間が許す限り散策を楽しむのがおすすめ。約1,000本の満開の桜、紅葉、雪景色など四季を通して変わる風景も素敵なお土産になります。
「会津若松駅」から、まちなか周遊バス「あかべぇ」で「鶴ヶ城入口」下車、徒歩約10分
「ゆったり会津 東武フリーパス」で会津をめぐり、知り、味わう旅
各駅に立ち寄りたい魅力的なスポットがある会津。「特急リバティ会津」&「ゆったり会津 東武フリーパス」を使えば、気軽にかつお得に会津の各所をめぐることができます。忙しない日々からちょっと離れて、会津の癒しと歴史・文化にふれながら、気ままに、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
※2025年3月時点の情報です。