動物園だけじゃない、東武動物公園駅周辺であそべるスポット3選
見どころは東武動物公園以外にも!
「東武動物公園駅」は、1981年(昭和56)の東武動物公園の開園と共に名称を変更した、東武動物公園の最寄り駅。駅周辺の最大の観光スポットも、もちろん東武動物公園です。ですが東武動物公園駅周辺には、ほかにも注目のスポットがあるんです! 東武動物公園に行くついでではなく、そこを目的地として楽しみたい魅力的なスポット3つを、東武動物公園とともにご紹介します。
遊園地も動物園も楽しめるレジャー施設「東武動物公園」

動物園と遊園地が融合したハイブリッド・レジャーランド「東武動物公園」。夏にはプール、冬にはイルミネーションも楽しめる、子どもから大人まで1日中遊べる充実の施設です。アニメや漫画のコラボレーションイベントも頻繁に開催され、動物園やアトラクションを楽しみながら作品の世界に浸れることも。

遊園地は水辺の「リバティーランド」、遺跡をテーマにした「プレジャーランド」、キッズ&ファミリー向けの「ハートフルランド」という3つのエリアに分かれていて、さまざまな世代で楽しめるアトラクションが用意されています。

動物園では、約120種の動物たちが生息しています。なかでも、世界に250頭ほどしかいない珍しいホワイトタイガーが大人気。2024年11月には赤ちゃん2頭が誕生し、2025年1月より一般公開を行うと公開時間前から行列ができるほど注目を集めました。

2024年3月には、アカゲザルが暮らすサル山をリニューアル。「四季によって変化するサルたちの生活様式」をコンセプトにしたサル山では、二つの山の間を綱渡りしたり、水遊びしたり、毛づくろいしたりと、さまざまな顔を見せる猿たちを観察することができます。

さまざまな動物たちのパフォーマンスも見どころ。特に注目は、オットセイプールにて毎日2回開催している「アニマルパフォーマンス~海と空のなかまたち~」。オットセイやアザラシ、鳥たちがトレーナーと息を合わせて迫真のパフォーマンスを披露します。
平日でも大盛況のイベントなので、ぜひ時間をチェックして参加してみてくださいね。
アトラクションパスセット(入園料+アトラクション乗り放題のセット券)
大人5,300円、中人5,000円、小人4,000円、シニア4,000円
地域となにかを生み出す場所「無印良品 東武動物公園駅前」

2021年、東武鉄道が東武動物公園駅西口に「お買い物とまちづくりの活動拠点」としてオープンした商業施設。その東武鉄道の施設内に、地域の人々と来街者の交流を生み出す場として誕生したのが、無印良品と東武ストアです。
無印良品は、「地域となにかを生み出す場所」をコンセプトに、宮代町だけでなく、その周辺の地域も含めたエリア全体の活性化ができたらという思いからつくられたそう。
誰でも自由に利用できるレンタルスペース「OpenMUJI学び舎」は、ちょっとしたイベントや作品展示に使われたり、無印良品主催のイベント・ワークショップが開かれたりすることも。

シェアキッチン「みんなの台所」では、手作りおやつなどを販売するお店が出店したり、ワークショップが開かれたりしています。出店者の思いが詰まった「食」や「学び」に触れることができます。
この地域の魅力や楽しみ方を発信する「まちの案内所」や、無印良品主催のマルシェや地域の方々が主催のイベントなどが開かれる「みんなの広場」も、ここならではのサービス。隣の東武ストアではテイクアウトメニューも充実しているため、お弁当などを買ってきて「みんなの広場」でピクニックするのもおすすめです。
100円で無印良品オリジナルコーヒーが飲めるコーヒーメーカーも設置され、店内の椅子に座ってくつろぎながらいただく人も。まさに地域に根差した、地域の人のためのコミュニティの場としても機能している無印良品です。
「農」を通じて地域を盛り上げるコミュニティ「新しい村」

「農」をテーマとして2001年にオープンした地域のコミュニティエリア「新しい村」。農産物直売所である「森の市場 結」や、地元の農産物を使用したメニューが揃う「森のカフェ」、昔ながらの手植え・手刈りが体験できる「ほっつけ田(堀上田)」など、さまざまな角度から地元の農業を盛り上げ、コミュニティを創造しています。

「森の市場 結」では、新しい村で採れた野菜はもちろん、地元の農家が毎朝届けてくれる野菜や果物、地元の商店が作るお弁当や加工品などを販売しています。
結に隣接する「森のカフェ」では、地元野菜を使ったランチメニューやピザ、フレッシュジュースやスイーツ類などを販売しています。
一番人気は「ソフトクリーム(特濃バニラ)」。新鮮な牛乳のコクがたまらない濃厚なソフトクリームは、何度でもリピートしたくなるおいしさです。お食事メニューでは、地元のお米や季節の野菜を使った「森の野菜カレー」(650円)が人気だそう。
江戸時代に開発され、高度成長期には消滅していた「堀上田」と呼ばれる水田をよみがえらせた「ほっつけ田」では、稲作体験ができます。ブルーベリーの摘み採りや、野菜の収穫体験も人気です。
お隣の東武動物公園とのコラボレーションとなる婚活イベント「ZOO婚」などのユニークな企画も。季節のイベントも盛りだくさんで、地元民でなくともわざわざ来たくなる魅力が満載です。
宮代町の歴史を知るウォーキングツアー「みやしろ市民ガイドウォーク」

最後に、東武動物公園がある宮代町のさまざまなスポットを巡り、魅力を伝える活動をしているみやしろ市民ガイドクラブによる「みやしろ市民ガイドウォーク」のご紹介です。
「みやしろ市民ガイドクラブ」に所属するボランティアスタッフが、観光客や市民に宮代町の魅力を発信しようとさまざまなテーマを設定して月1回のペースで行っているウォーキングツアー。

宮代町は、先土器時代後半の石器や、縄文時代の住居跡が発掘されるなど、実は歴史のロマンを身近に感じられる町。宮代町郷土資料館では、町内で発掘された貴重なアイテムが無料で見られます。

また、宮代町は、沖縄県名護市庁舎の設計で知られるアトリエ系建築設計事務所「象設計集団」による建築物が「笠原小学校」「進修館」と2つもあり、国内外から注目を集めています。ガイドウォークでは、そういった建築物を案内することもあるそう。

実は、東武動物公園だけではない魅力がたくさんある宮代町。ガイドウォークは毎月テーマを変えて開催されるため、リピーターも多いのだそう。ぜひ参加して、宮代町の知られざる魅力に触れてみては。
東武動物公園駅周辺で自然、歴史、地域の魅力に触れる
多くの観光客でにぎわう東武動物公園はもちろん、地域に根差した「無印良品」や、豊かな自然を感じる「新しい村」、歴史に触れられる「みやしろ市民ガイドウォーク」など、東武動物公園駅周辺には遊べるコンテンツがたくさん。ぜひ、東武動物公園だけではない宮代エリアの魅力を堪能しに、訪れてみてくださいね。
※2025年3月時点の情報です。