老舗&名店がずらり! 食べ歩きが楽しい「ハッピーロード大山商店街」
都内有数の規模を誇る巨大商店街の魅力とは?
「一生づきあいします」というコンセプトが表す通り、飲食店やスーパー、青果店にメガネやカバン、不動産店など、あらゆる業種の店舗が軒を連ねるハッピーロード大山商店街。東武東上線沿線どころか都内でも最大級の規模を誇り、大山駅の改札を出てすぐというアクセスの良さも人気の秘訣。地元の方はもちろん、遠方からでも訪れてみたいスポットです。食べ歩きにお気に入りのアイテム探しなど、ぶらぶらと歩いているだけでも楽しいハッピーロード大山商店街の魅力をご紹介します。
ハッピーロード大山商店街とは?
ハッピーロード大山商店街は、1978年(昭和53)に板橋区最大のアーケード商店街として誕生。全長約560メートルに渡り約200店舗が集まり、現在では1日に約3万人の人出があるにぎやかな商店街です。
天井高のアーケードには、季節ごとにバルーンアートなどが装飾され、中でもこどもの日の前後には、近隣の保育園の子どもたちが色付けした個性豊かな鯉のぼり飾りが恒例。悠々と頭上を泳ぐ様子が買い物客の目を楽しませてくれます。
ハッピーロード大山商店街へのアクセスは?
東武東上線「池袋駅」から各駅停車で3駅、5分ほどで到着する「大山駅」。進行方向の先頭車両に乗るのがおすすめです。大山駅南口の改札を出ると目の前にアーケードがかかっていて、ここがすでに「ハッピーロード大山商店街」の一角になっています。メイン通りは駅を背にして右手に30メートルほど。踏切と交差する通りにたくさんの店舗が連なっています。
川越駅からは急行に乗り、成増駅で各駅停車に乗り換えれば、35分前後で大山駅に到着します。
食べ歩きが楽しいグルメ天国
ハッピーロード大山商店街を訪れる人の多くが楽しみにしているのは、なんといっても食べ歩き!
ハッピーロード誕生とほぼ同時期からあるクレープとソフトクリームの店「ピエロ」のメニューは200種以上! あれこれ目移りしてしまいますが、迷ったら「いたばしのいっぴん」にも選定された「生クリームバナナチョコ」がおすすめです。
和菓子の老舗「伊勢屋餅菓子店」のショーケースには、ずっしりとボリューム満点のお団子や大福、おにぎりなどが並んでいます。創業90年近い「アライ精肉店」では、揚げ物が人気。ついついたくさん買ってしまいます。
専門店が充実! 食べ歩きだけじゃない、ショップめぐり
もちろん、ハッピーロード大山商店街でできるのは食べ歩きだけではありません。青果や鮮魚、精肉の専門店が元気なのも、この商店街の特徴です。さらに、靴やバッグ、時計など、生活に関わるあらゆるジャンルのプロフェッショナルがそろっているので、ここにくればなんでもそろう。そんな暮らしの味方なのです。
商店街独自のイベントや個性的なキャラも
週末を中心に、芸人によるお笑いライブやミニコンサートなど、さまざまなイベントが用意されるのも魅力のひとつ。商店街公認のハッピーアンバサダー「CUTIEPAI・まゆちゃん」や公認レスラー「ハッピーロードマン」(いたばしプロレスリング)など、個性豊かなオリジナルキャラが商店街の盛り上げ役に。他にもYouTuberとのコラボイベントを開催するなど、いつでも訪れる人を楽しませる企画がいっぱいです。
また、商店街が運営する「とれたて村」は全国8市村と提携し、新鮮な野菜や郷土色豊かな調味料なども販売。産地訪問ツアーや交流会、ふるさとイベントなども行われています。
変わりゆく街と共に描く、商店街の未来予想図
近年の再開発により、商店街周辺では都道26号線の整備計画が進められています。この道路が商店街の中心部を交差することになるため、全長約560メートルあったアーケードの一部を撤去。タワーマンションなども建ち、クロスポイントとして整備も行われています。また、東武鉄道の高架化や駅前広場計画などもあり、さまざまな形でまちづくりが進行中。
全体の整備にはまだまだ時間を要しますが、1本の長いアーケード商店街として歴史を刻んできたハッピーロードも、これからは線から面へ。街の変化と寄り添いながら「幸せのみち・ハッピーロード」から「幸せのまち・ハッピータウン」へと変貌していくことでしょう。
いつ来ても楽しい巨大商店街に出かけよう!
さまざまなジャンルの店舗が軒を連ね、イベントも盛りだくさんのハッピーロード大山商店街。店の人たちとのやりとりも、心温まる楽しいひとときです。今度の週末には、ぜひ足を運んでみてくださいね。
※2025年3月時点の情報です。