東武アーバンパークライン沿線の昭和レトロなスポット4選|純喫茶やスーパーなど
懐かしくて新しいスポットがいっぱい
AI技術の発展とともに、仕事や暮らしがさらに便利になりつつある現代。その一方で、Z世代を中心に昭和レトロがブームとなり、ノスタルジーな雰囲気を感じるスポットにも注目が集まっています。そんな“エモい”場所は、東武アーバンパークライン沿線にも点在します。どこも昭和の懐かしさを感じつつ、現代風にしっかりアレンジされていてSNSに映えるものばかり! 懐かしさ、楽しさ、ワクワク感を見つけに一度訪れてみましょう。

埼玉県の大宮駅から千葉県の船橋駅まで伸びる東武アーバンパークライン。途中、春日部や柏といった大きな街を結び、都心へのアクセスの良さから沿線には住宅街が広がります。そんな沿線にある、個性が際立つ“エモい”スポットに行ってみましょう!
「大宮駅」約50年、大宮鉄道マンを支えた名物ナポリタンに舌鼓「カフェ&デリ伯爵邸」
1976年(昭和51)創業の老舗喫茶店「カフェ&デリ伯爵邸」。店主曰く、「この辺は鉄道マンが多く行き交うところで、当時はまだ飲み屋ばかりでファミレスなどなかったから」、創業当時より24時間営業です。豚肉の他、大きめにカットしたイカが入る「伯爵邸大宮ナポリタン」は不動の人気メニューで、酸味と甘みのバランスがちょうどいい味わい。王道の喫茶メニューの他、創業者の出身地・沖縄の料理や、共に働く外国人スタッフの故郷の料理など盛りだくさんのメニューでどれにしようか迷ってしまいます。
「野田市駅」懐かしいアメリカ製のメリーゴーランドがある遊園地「もりのゆうえんち」
近隣の大型ショッピングセンターの遊園地として1989年に開園した「もりのゆうえんち」。およそ1万平方メートルの敷地内で、ジャイアントホイール(観覧車)やメリーゴーランド、サイクルモノレールなどの全16種類のアトラクションを楽しめます。近年、謎解きと迷路、カードゲームを組み合わせた「ぐるり森大冒険」が人気。フリーパスだけでなく、乗りたいアトラクションに都度利用料を払って乗ることもできるので、わずかな時間でも1日中でも楽しめるのがうれしいですね。
※アトラクションごとに別途料金が必要
回数券(11枚)1,000円、一般フリーパス券2,500円、親子フリーパス券4,000円
「南桜井駅」埼玉県民はもちろん、県外の人にも人気な「そこらへんの草天丼」「みどりスーパー」
映画『翔んで埼玉』の劇中のセリフから思いつき、県産野菜を使った「そこらへんの草天丼」が大バズり! 1972年(昭和47)に創業したローカルスーパー「みどりスーパー」は、現在、ユニークな総菜メニューと個性的な店内で地元住人の生活の買い物はもちろん、春日部の新名所として観光バスが停車するスポットにもなっています。店の近くに建設され、見学会も人気を博している「首都圏外郭放水路」をモチーフにした「地下神殿クリームパン」など、新しい総菜メニューも続々と誕生しています。
「馬込沢駅」長年愛される「ストーリーのあるもの」がいっぱい「waco古道具店」
「古いものを巡らす(環)活動」をコンセプトに2017年にオープンした「waco古道具店」。長年愛され使われてきた古道具や、丁寧な手仕事で作られた雑貨など、店主夫婦が厳選した「ストーリーがあるもの・愛着が生まれるもの」が並びます。食器や家具、照明器具からTシャツや靴下まで、商品の背景を聞きながら、一つひとつじっくりと手に取って選びたいものばかり。まさに宝探し気分! 道具のお手入れやメンテナンスが相談できるのもありがたい。
日常のアクセントに、ほんの少しのノスタルジーを
東武アーバンパークライン沿線の昭和レトロスポットは、大人はもちろん、子どもや若い世代に心躍るところばかり。そのどれもが単なる懐古趣味ではなく、懐かしさを感じながら今や未来を見つめています。忙しい毎日に、ほんの少し、令和に息づくノスタルジーを。きっと日々に張りが生まれるはずです。
※2025年3月時点の情報です。