桐生に来たら絶対に味わいたい「どん」がある。ひもかわうどん&ソースかつどん

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#カルチャー #和食
エリア
北関東エリア

どちらも外せない桐生の2大グルメ

絹織物の街として栄えた桐生。ひもかわうどんが広く食べられるようになったきっかけの一つに、昔から女性も工員として働きに出ていた人が多かったことから、料理の時間を短縮できるように一枚がうすく、早くゆであがる麺が重宝されたと言われています。一方、ご飯とカツというシンプルな構成の桐生のソースカツ丼も織物産業の工員に愛されたメニュー。どちらもこの街の産業を縁の下で支えているグルメです。

箸を上げれば、びよーんと伸びるひもかわうどん

東武桐生線の新桐生駅と相老駅はお隣り同士で、どちらも特急が停車します。今回紹介する桐生の「どん」グルメは、どちらも駅から程よい距離にあります。地元の人に愛される名店で、ひっきりなしにお客さんがやってきます。その土地で愛されているグルメを、愛されている店でいただく。これぞ、旅の醍醐味ですね!

超幅広のひもかわうどんはインパクト大! 「めん処酒処ふる川 暮六つ 相生店」

  • 「海老天もり」のひもかわうどん
  • 海老天のほか、シシトウ、ちくわ、ナスなど7種類盛られている
  • 畳まれて重ねられたひもかわうどん
  • まるでしなやかな布を引き上げているよう
  • 温かいつけ汁の人気メニュー「肉なす」
  • ナスが肉のうま味を吸い込んでいる
  • どのメニューも3種類の麺から選ぶことができる
  • 広々とした掘りごたつ席
  • こぢんまりとしたテーブル席もある
  • 街道沿いに店を構え、大きな駐車場もある

    テレビでも多数取り上げられている「ふる川 暮六つ 相生店」のひもかわうどん。その幅、およそ12センチ! 見た目のインパクトと、食べたときに口いっぱいの麺の存在感を感じてもらいたいと、15年程前からこの超幅広のひもかわうどんをはじめたそう。生地は途中まで機械で伸ばし、最後は麺棒を使い手作業で薄く伸ばしているそうです。一膳にだいたい6〜7枚盛られていて、食べ応えがあります。

    めん処酒処ふる川 暮六つ 相生店
    【住所】 群馬県桐生市相生町2-735-15
    【営業時間】 11:00〜14:30(L.O.14:00)、17:30〜22:00(最終入店21:15)
    ※夜の営業はお昼の混雑状況に変更になる場合があります。
    【定休日】 月、第4火(祝日の場合は翌日)
    【アクセス】 東武桐生線「相老駅」から徒歩約6分
    【価格】 海老天もりのひもかわ1,520円、肉なすのひもかわ1,070円
    【公式HP】 http://himokawa.jp/

    秘伝のソースが絶品のソースカツ丼「ほ志のや」

    • 古民家のたたずまいがすてきな「ほ志のや」
    • 根強い人気があるソースカツ丼
    • 群馬県産の豚ロースをサクッと揚げたカツ
    • こぢんまりとした店内
    • 広々とした座敷席
    • 中央にはテーブル席
    • 障子からの心地よい光が入る店内
    • アンティーク風ライトはほどよくおしゃれな雰囲気を演出
    • 味への期待感を高める使い込まれたのれん
    • 地元の人の生活路・国道122号線沿いに店を構える

      1964年(昭和39)創業の地元の人に愛されるうどん店「ほ志のや」。うどんとともに不動の人気メニューであるソースカツ丼は、店主のお父様が修業先で教わった味を継承している。群馬県産の豚ロースのジューシーなカツにくぐらせた秘伝のソースが絶品! ウスターソースをベースに、調合された秘伝のソースは、柔らかな酸味と甘みを感じる味わいです。このソースカツ丼を求め食べに来る人も多いというのも納得です。

      ほ志のや
      【住所】 群馬県桐生市相生町1-192-7
      【営業時間】 11:00〜14:30(L.O.14:00)、17:00〜19:30(L.O.19:00)
      【定休日】 月、第1・3日
      【アクセス】 東武桐生線「新桐生駅」から徒歩約12分
      【価格】 ソースカツ丼850円

      どちらも甲乙つけられないおいしさ

      桐生の街を歩くと、そこかしこでひもかわうどんとソースカツ丼のお品書きを目にします。それだけ街の歴史や産業とともに愛され続けてきた味だということがわかります。どちらもシンプルな味わいでサッと食べられて、パッと仕事に戻れる。この二つの「どん」メニューから、桐生に根付く職人の“粋”を感じられます。

      ※2025年3月時点の情報です。