桐生に来たら絶対に味わいたい「どん」がある。ひもかわうどん&ソースかつどん
どちらも外せない桐生の2大グルメ
絹織物の街として栄えた桐生。ひもかわうどんが広く食べられるようになったきっかけの一つに、昔から女性も工員として働きに出ていた人が多かったことから、料理の時間を短縮できるように一枚がうすく、早くゆであがる麺が重宝されたと言われています。一方、ご飯とカツというシンプルな構成の桐生のソースカツ丼も織物産業の工員に愛されたメニュー。どちらもこの街の産業を縁の下で支えているグルメです。

東武桐生線の新桐生駅と相老駅はお隣り同士で、どちらも特急が停車します。今回紹介する桐生の「どん」グルメは、どちらも駅から程よい距離にあります。地元の人に愛される名店で、ひっきりなしにお客さんがやってきます。その土地で愛されているグルメを、愛されている店でいただく。これぞ、旅の醍醐味ですね!
超幅広のひもかわうどんはインパクト大! 「めん処酒処ふる川 暮六つ 相生店」
テレビでも多数取り上げられている「ふる川 暮六つ 相生店」のひもかわうどん。その幅、およそ12センチ! 見た目のインパクトと、食べたときに口いっぱいの麺の存在感を感じてもらいたいと、15年程前からこの超幅広のひもかわうどんをはじめたそう。生地は途中まで機械で伸ばし、最後は麺棒を使い手作業で薄く伸ばしているそうです。一膳にだいたい6〜7枚盛られていて、食べ応えがあります。
※夜の営業はお昼の混雑状況に変更になる場合があります。
秘伝のソースが絶品のソースカツ丼「ほ志のや」
1964年(昭和39)創業の地元の人に愛されるうどん店「ほ志のや」。うどんとともに不動の人気メニューであるソースカツ丼は、店主のお父様が修業先で教わった味を継承している。群馬県産の豚ロースのジューシーなカツにくぐらせた秘伝のソースが絶品! ウスターソースをベースに、調合された秘伝のソースは、柔らかな酸味と甘みを感じる味わいです。このソースカツ丼を求め食べに来る人も多いというのも納得です。
どちらも甲乙つけられないおいしさ
桐生の街を歩くと、そこかしこでひもかわうどんとソースカツ丼のお品書きを目にします。それだけ街の歴史や産業とともに愛され続けてきた味だということがわかります。どちらもシンプルな味わいでサッと食べられて、パッと仕事に戻れる。この二つの「どん」メニューから、桐生に根付く職人の“粋”を感じられます。
※2025年3月時点の情報です。